【ダンベル何キロ持てる?】感想 本気で筋トレに挑む女子高生を描いた凄く真面目なギャグアニメ!!
こんにちは。
ブログを始めてからというもの、ブクブク太っているナバッキオです。
当ブログ、「ナバッキオのアニかつ!!」を立ち上げてから3ヵ月が経とうとしています。
何を隠そう、ブログを始める前の私は割とまめにランニングとかしちゃう意識高い系中年男子。
職場でも、「ナバッキオさんってめちゃくちゃ運動してますよね。凄いです!!」なんて後輩や年上女子達に言われるくらいキャラが定着しているのですが、最近はサボりまくりでそんなこと言われると逆に胸が痛い今日この頃。
運動をしない罪悪感を背負いつつパソコンに向かう日々ですが、こんな時こそ『ダンベル何キロ持てる?』で得た知識を実践するべきなのかもしれません。
『ダンベル何キロ持てる?』は私と同様、体重増加に悩む女子高生がダイエットをすると一念発起し、仲間たちと筋トレに勤しむ姿を面白おかしく描いた筋トレギャグアニメです。
それでは感想といきましょう。今回はそんなにネタバレ要素はないかと思われます。
ダンベル何キロ持てる?
スタッフ・キャスト
原作:サンドロビッチ・ヤバ子
監督:山崎みつえ
シリーズ構成・脚本:志茂文彦
キャラクターデザイン:菊池愛
プロップデザイン:中島千明・松本恵
美術監督:杉浦美穂
アニメーション製作:動画工房
製作:シルバーマンジム
主役の紗倉ひびき役を務めたのは新人声優のファイルーズあいさん。しかし、とても新人とは思えない演技で、天真爛漫な紗倉ひびきを見事に演じきっていました。彼女自身もかなりの筋トレ好きらしく、まさに彼女のためにあるような役だったと思います。
脇を固めるキャスト陣もかなり豪華な顔ぶれ。上記には上げていませんが、ちょい役にベテランの吉野裕行さんや中村悠一さんをもってくるなど、とことん豪華です。
そして忘れてはいけないのが玄田哲章さん。ナレーションの他に、某ハリウッドスターを彷彿とさせるハーンノルド・ドゲゲンチョネッガーというどこかで見たようなガチムチマッチョな役をされていて、キャスティングのこだわりを感じさせます。
あらすじ
高校生の紗倉ひびきは食べることがとにかく大好き。
しかし、その反動で体重は増加。友達の上原彩也香にも最近太ったと指摘され、ダイエットを決意したのでした。
しかし、自分一人でダイエットをしても全く続かないひびきは、駅前に新しくできたトレーニングジム、「シルバーマンジム」の門を叩いたのでした。
そこで偶然、出会ったのは同じ学校の奏流院朱美。お嬢様でどこから見ても真面目そうな朱美ですが、実は筋金入りの筋肉フェチ。ジムでトレーニングをしているゴリゴリのマッチョを見てうっとりとする、かなりヤバい子でした。
シルバーマンジムがかなり本格的なトレーニングジムだと知ったひびきは無料体験だけ済ませてさっさと退散しようとしましたが、トレーナーの街雄鳴造の爽やかイケメンぶりがドストライクで、その場で入会を決意したのでした。
トレーナーの街雄に教わりながら朱美と筋トレをしていくうちに、その楽しさに目覚めていくひびき。
そうして次第に友達も増えて、ひびきの周りはどんどん賑やかになっていくのでした。
ダンベル何キロ持てる? 感想・見どころ
筋トレや食事法など、筋肉についての知識が身に付く
まずこの『ダンベル何キロ持てる?』の特徴を挙げるとすればこれでしょう。
アニメを見ながら筋トレの勉強ができてしまいます。ジムに行って行うトレーニングに始まり、家で出来るトレーニングから食事の摂り方まで、沢山の知識を得ることが出来ます。
これがとても分かりやすく、対象の筋肉をつけるならこのトレーニングをと、とても具体的だし、解説に加えて誰かが実践している画が流れるので凄くイメージしやすいのです。
筋トレに打ち込む女性は生き生きとし、そしてエロい
キャラクターが可愛いのもポイントです。ちょっとギャル風な容姿のひびきも、とても素直で可愛い子ですし、他の子たちも個性的で良いですね。
そんな女性たちが汗を垂らしながら筋トレに打ち込む姿はとても生き生きとしています。何と言うか、凄く楽しそうなんですよ。筋トレって孤独できついイメージがあるのですが、仲間たちとわいわいやっているひびき達は、純粋に筋トレが好きで楽しんでいる。そんな雰囲気が伝わってきます。
生き生きとしている女性は美しく、それだけで目の保養に成り得るのですが、このアニメではご褒美ショットがガンガン入ってきます。それは水着回の水着姿が霞むほどの扇情的な映像で、ちょっと小さな子供の前では観ることができませんでした。
特に街雄トレーナーの筋トレ講座のシメは絶対、このご褒美が待っていますので、楽しみなポイントの1つだったことを、ここに暴露いたします。
強烈なインパクトの筋肉ギャグ
第1話から視聴者の脳裏に強烈な印象を植え付ける、モブマッチョたちの筋肉の盛り上がり。そして街雄トレーナーも爽やかな外見に不釣り合いな、もの凄い肉体をジャージの下に隠しています。ポージングすると北斗の拳のようにジャージを引き裂く始末。
ひびきも飛びぬけた才能を秘めていて、その才能が発揮された時には思わずそこにいた全員が劇画調になってしまったりと、とにかく全編を通して筋肉ギャグで押し通してきます。
その他にも常に遊び心を忘れないシナリオで、あちこちに笑いが散りばめられています。たまに滑っているのは内緒です。
まとめ
『ダンベル何キロ持てる?』は純粋なギャグアニメではなく、本筋ではとても真面目に筋トレを推進しているアニメだと感じました。
自己研鑽に一生懸命な人にネガティブな人はそうそういないでしょう。特にそれがスポーツや体作りならば尚更です。
この作品に出てくるキャラクターたちは辛いであろう筋トレを心から楽しみ、溌剌としています。そんな姿が眩しくて、「少し筋トレしてみようかな」という気持ちをくすぐるんですよね。
でもこれがゴリゴリの男性マッチョたちだったらきっとこうは思わなかったでしょう。なので筋トレ×女の子×ギャグの要素が見事に融合した作品と言えるのではないでしょうか。
ただ、強いて1つだけマイナスな意見をさせてもらうと、紹介したい筋トレ講座の為に用意されたシナリオなんだろうなと、察しがついてしまうことが多かったのが残念ではありました。そのために脚本が雑に感じてしまったり、本当に話の腰を折ってまでやることもあるので、もったいないと思いました。
それも筋トレ推進が本質だからと考えれば、納得できなくもないですが。
しかし、その点を差し引いてもとても面白い作品だったことに変わりはありません。もし現在、自分の体に危機感を覚えているけどモチベーションが上がらない。そういう方は、一度観てみるのも良いかもしれません。